静岡県のお墓の特徴|地区別特徴
葬儀やお墓参りなど故人を見送る方法や供養の仕方は、全国共通ではありません。もちろんお墓の形や建て方も都道府県や地域によって千差万別です。昔ながらの風習を重んじるところもあれば、新しい供養の仕方を取り入れているところもあります。今回は、静岡県のお墓の特徴について簡単に触れてみたいと思います。
目次
静岡県の特徴
地区別のお墓の特徴
まとめ
静岡県の特徴
日本の中心に位置する静岡県は、東日本と西日本の文化が混ざり合ったエリアです。火葬のタイミングも、葬儀の前に火葬を行う前火葬と、葬儀の後に火葬を行う後火葬が混在しています。お墓に使用される石の種類も、東日本は黒い石を西日本は白い石をよく使う傾向があると言われているので、静岡県の中でも東と西で傾向に違いがあります。
地区別のお墓の特徴
地域別にお墓の特徴を見ていきましょう
東部地区
関東に近い事もあり、黒の石を使う頻度が高いようです。墓地の区画サイズも大きいところが多いです。石塔の前と土台の前に花立てがあり、1つのお墓で花立てが4本あるお墓が多いのが特徴です。七枚塔婆用の塔婆立を付ける場合もあります。
中部地区
静岡県の中でも中心に位置する地区なので、東と西の風習が混在しています。一級河川の大井川の近隣では、玉石積みをした土台のお墓がよく見られます。石産地からの運送手段が発達していなかったこともあり、地元の玉石を使用した産地地消の工夫だったようです。現在では、玉石積みの職人さんも減り、運送手段も発達したため、新たにつくるお墓は、御影石を使用した土台が多くなりました。
西部地区
中部地区に近い風習ですが、お隣の愛知県の風習を取り入れたところもあるようです。水鉢の位置が一段上の位置にくる名古屋型のお墓を見かける事も多いです。
まとめ
お墓の形やつくり自体に、大きな違いがあるわけではないですが、花立てや塔婆立、水鉢の位置など細かなところに違いがあるようです。必ずしも、そうしないといけないという事はないですが、昔ながらの風習を全く無視することもできませんので、お住まいの地区の風習やしきたりに耳を傾け、ご自身の希望を取り入れたかたちでお墓を建てるのがよいのではないでしょうか?霊園や墓地によっても、各々のルールがありますので、そちらも考慮して建てなければいけません。お墓の建て方などで、ご不明な点などありましたら、お気軽にご相談ください。→0120-148-677
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