本種子鋏｜ 池浪刃物製作所 5寸（全長15cmサイズ）種子島の鍛冶職人がつくったハサミ【送料無料】
2017年08月16日
かわしま屋
本種子鋏（はさみ）とは
古い伝統を誇る手打ち種子鋏は
鹿児島県の伝統工芸品に指定されており、
持ち手から刃先まで全て手作りで作られています。
切れ味の良さと使いやすさで幾多の困難をも切り拓く縁起の良い品として
ご家庭用また贈物としても広く愛用されています。
本種子鋏の切れ味の秘密は刃の「ねり」と呼ばれる独特のうねりにあり、
切る時に刃と刃が擦り合わされることで素晴らしい切れ味を生み出しているそうです。
刃の合わさるシャキシャキ音が小気味よく、「切るたびに刃を磨く」とも表現されています。
量産品の鋏の様に刃先が切れ辛いということもありません。
刃先から刃元までどこでも切れ味は抜群です。
池浪刃物製作所のご紹介
1543年ポルトガル人によって種子島に鉄砲が持ち込まれて以来、
この地では火縄銃の製造が栄え、鍛冶技術が発展しました。
その後時代の変遷とともに、つくるものは家庭で使われる「鋏」や「包丁」にかたちを変え、
その鍛冶技術は今に至るまで連綿と受け継がれています。
現在、「種子鋏」「種子包丁」と呼ばれる品々は、鹿児島県から「伝統工芸品」に指定され、
種子島の名産品として高い評価を受けています。
池浪刃物製作所は、鹿児島県の伝統工芸品である、
種子島鋏、種子島包丁を長年にわたり作りつづけてきました。
20以上にも及ぶ長い工程を経て作られる刃物は
一般の刃物には見られない独特の存在感と美しさがあります。
切れ味はもちろん申し分なく
実際に使用した際の使い心地も高く評価されています。
種子島以外の土地では取り扱い店も非常に限られており、
また手作りで生産されているため、なかなか市場には出回らず入手が難しいとされています。
高級感のある佇まいと、抜群の「切れ味」
コントラストの効いた配色
酸化皮膜で覆われた黒がベースに。
刃の内側部分は研磨され、鉄の銀色が輝きます。
2色の対になる配色が絶妙で
使うのを躊躇ってしまう程の美しさです。
切るたびに刃を磨く
使い込むほど刃が擦れ合い磨かれ、より切れ味が増すと言われています。
鋏の理想形は丈夫で研がずに長く切れ味を保つこと。
その理想を叶えた逸品と言える本種子鋏です。
自然の錆止め加工
鋏の刃先を除く持ち手部分などが黒くなっていますが、これには理由があります。
鉄は高温で焼いて空気に触れると、表面が酸化して被膜となります。
黒くなるのはそのためで、これが自然の錆止めとなってくれています。
※ただし、自然の錆止めですので、お手入れは必要です。
下記のお手入れ方法をご確認ください。
一般にはツルツルと滑らかな鋏が多いですが、
こういった鋏は長い時間をかけて研磨しているか、
ステンレス製で大量生産されたものか、いずれかの場合が考えられます。
一般の鋏との比較
種子鋏が松浦弥太郎著「日々の100」で紹介されました
※以下「日々の100」より引用
本種子鋏を買い求めに、種子島へ行こうと思っていた矢先
別の友人が鹿児島へ行った帰りに買ってきてくれた。
箱を開けると、以前見た、本種子鋏と同じものだった。
早速、紙を切ってみた。
力をいれることなく動かした分だけまっすぐに紙は切れた。
このとき、僕の持つ鋏の概念が大きく変わった。
刃は決して触ってはいけないという。
お手入れ方法
・使用後について
使用後は、乾いた布で水気をよく拭き取り、油を薄めに塗って保管してください。
また、定期的に砥石で研いでいただくと、鋭い切れ味を長く保っていただけます。
・錆が出た場合
頻繁に錆が出てしまう場合、#3000以上の砥石で刃を研いでください。
力を入れずとも錆は落ちます。
・黒肌の部分（持ち手）に錆が出た場合
砥石やクレンザー等の研磨剤で磨き落としてください。
その場合、黒い酸化皮膜は落ちてしまいますが、繰り返すうちに総磨きの包丁のようになりますが
使い込んだ味のある雰囲気をお楽しみいただけます。
本種子鋏ギャラリー
サイズ／仕様
サイズ： 全長150mm、刃渡り80mm、持ち手70mm
重量 ： 80g
素材 ： 刃／鉄・鋼
生産国： 日本（鹿児島県・種子島）
